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農ビと農POの違い

農ビと農POの違いについて、ご説明いたします。

 

用途としては、水稲育苗時のみ展張し、終わったら屋根をはがす、

という場合は農ビ。

一年中張りっぱなしにしたい、という場合は農POがおすすめです。

 

 

農ビ

・塩化ビニール製。燃やすとダイオキシンが発生する。

・指で穴をあけると、そこから裂ける。

・べとつくので、最初は粉(コーンスターチ)がふってある。

・べとつくので、パイプに密着しやすく、気密性が高いので、

 農POよりも保温性がよいとされている。

・アーチパイプとアーチパイプの間、全スパンにマイカ線を

 張る必要がある。

・新潟県内では、0.15mmの農ビは3年程度もつ、

 と言われている。

 水稲育苗時のみ使用する(春だけビニールを張る)場合は、

 5シーズン程度、と言われている。

 

農PO

・ポリとサクビの複合フィルムである。

・指で穴をあけても、そこから広がらない。

・べとつかない。

・ホコリを寄せ付けない表面と、水滴がボタ落ちしない

(いわゆる流適性がある)裏面があり、

 正しく展張する必要がある。

・マイカ線を張ると、激しくこすれて裂けるので、

 屋根のおさえの場合はマイカ線を使用しない。

 サイド巻き上げ部のバタつき防止にはマイカ線を使う。

農ビに比べて丈夫なので、強風時に破れず、アーチパイプ自体

 が風に押されて曲がる場合があるので、

 必ず補強を設置する必要がある。

・新潟県内では、0.15mmの農POフィルムは貼りっぱなしで

 5年程度もつ、と言われている。