・ハウス被害状況の確認
大雪で道路が通れない場合は、通行可能になるまで待ってください。
・ハウスに電源がある場合は、ブレーカーを落とす。
・ハウス破損時の連絡先の確認
JAや農機具店など、ハウス購入先がいちばんです。
また、保険をかけている場合はNOSAIにも連絡します。
【注意】費用を抑えるべく・あるいは納期を早める目的での
複数業者への相見積もり依頼は、行わない方が良いです。
大規模な災害発生時から水稲育苗が落ち着く5月中旬頃までにおいては
各社とも人的余裕が無いため、既存顧客との関係が第一となり
新規客は優先順位が低く、結果的に直近の水稲育苗期には
ハウスの復旧が間に合わないことが少なからずございます。
・生産、出荷の支障確認
JAや直売所など、販売先に連絡します。
・顧客、取引先への連絡
twitterやfacebookなど、SNSのアカウントをお持ちの場合は、状況を掲載します。
・水稲育苗の場合
JAや生産法人への苗の依頼、折衷苗代の資材の確保(トンネル支柱、農ポリ等)
・水稲育苗以外の場合
生産を急ぐ・・・災害を免れた設備での生産開始
急がない・・・ハウス・残骸撤去、業者に見積依頼
大切なハウスが、もし大雪や暴風で倒壊してしまったら・・・。
考えたくもないことですが、「防災(ハウスの補強や保険加入)」とは別に、
「事業継続化計画(BCP)」として、あらかじめ考えておく必要があります。
新潟県内において農業ハウスをお持ちの皆さんが、
地域経済、食糧事情において重要な役割を担っているという観点から、
自然災害の被災からの早期復活を図り、周囲への影響をわずかにとどめていただきたく
その一助になればとの思いで、被災した場合の行動について、ご提案いたします。